最後の冬。 

プロローグ  

 ある星で私たちは生まれた。  
 我々は栄華を極めた。他の星と貿易する仲にまで技術を高めた。戦争が行えるまでに。   
 しかし、我々の技術を持ってしても敵わないものがあった。自然界の再生だった。   
 実験に実験を重ね、何度も生命を育んだ。しかし、失敗に終わった。我々は自然の前には無力だった。自然は長い年月をかけて再生されるものであり、我々が干渉できるものではなかった。   
 我々の技術が高まるに連れて年々自然は無くなり続けていた。自然は壊れ、テンペストが起き、我々の数もしだいに減ってゆき絶滅の危機に陥った。  そこで我等は移住計画を立てた。生き延びるために。しかしそれは宇宙議会で決められた条約に反していた。  

 第62条 『決して、未発達の文明に干渉、及び戦火をともす手立てをしてはならない』  

 だが どうってことはない。この条約は過去に何回も破られていた。  
 条約を破った種族はたちまち絶滅させられた。しかし我々には超科学があった。自然と引き換えに。  
 逆に潰してしまおうとまでに思っていた。そこまでに我等は進化していた。  
 そして議会にけしかけようとしたその時、ノヴィール第3にあった水の星――我々の母星とよく似ている星を見つけた。   
 議会を潰すのは止めてある計画を遂行しようとした。まずは、観察を行わなければならなかった。  
 おどろいた事に議会のデータの中にはこの星の特徴などはあまり記されてなかった。とゆうかほっぽりだされており、この星を奪い取ろうとする我々には議会の目が行き届かないこの我々にはとても都合が良かった。
 我等は色々なものを徹底解析した。もちろん私が解析した。ごく簡単な作りで原始的だった。  
 驚いた事がこの星の殆どが『+』で出来ていてとても不思議に思え、珍しい星だなと我々は感じた。  
 我々は『−』だが、『+』を解析するくらい何百年前からできていた。  
 もちろんこの星の生物は『−』の存在など、気付きもしないだろう。その時は思っていた。
この星が80回ぐらい恒星の周りを回った頃だったか、我々の観察は進みある島国を解析で最後にしようとしていた。いつものように、地表に住む生物を解析(私ではなくコンピュータだが)していた時、奇妙な生物を見つけた。  

 私は驚き、この生物――ヒト、と呼ばれているのだろうか、この奇妙な生物の調査を独自で行った。
 この生物は地球で言う、『男』であり、名前を『―― ―――』。 …?  
 まだ翻訳が出来てないみたいだった。しかしこの『男』は他の男と比べて、いや、この星の生物に対してもとても不可解な解析結果だった。
 この『男』は解析しがいがありそうだ。

 私は船を一隻借り、一人彼の調査を行った。
途中、勘付かれたかも知れないが、それらしい素振りは見せなかったので調査を続ける。  
 こうして私は彼を観察しながらレポートを書いてるというわけだ。今は時間帯が『夜』で、この『夜』には生物は殆ど活動しないみたいだ。
 …レーダーが飛行物体を5機キャッチした。
何をしているのだろうか、もしかして存在がバレたのか?なんて思ってみたりする。もし、以前ののような事が起こったらとんでもない事になり、…具体的にはどうなるか分からないがやはり危ないのだろう。
 もう一度相転移動を行っているか確認した。



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